鹿の舟のいま

奈良と言えば鹿を連想される方もおられますが、

美味しいかき氷の町としても知られていることはご存知でしょうか。

 

奈良町ではオリジナルのかき氷を出している店舗が多く、

お好みのかき氷を求めて散策していただくのもお勧めです。

 

喫茶室 囀でも、夏にしか味わえない、こだわりの4種類のかき氷をご提供しています。

 

かき氷.JPG

 

 

使用するのは、奈良で昭和16年創業の老舗の製氷会社 日乃出製氷の純氷。

 

創業以来 変わらぬ製法で製造される氷は、

通常48時間で製造されている行程を、じっくり72時間かけ、

水の中に溶け込んだ空気をゆっくり抜きながら凍らせています。

 

ガラスのように透き通った氷は、時間をかけて凍らせることで

氷の結晶が大きくなり、繋ぎ目が少ないためより硬く溶けにくいのですが、

舌触りは優しくふんわりしています。

 

 

また、奈良には東大寺のそばに氷をお祀りしている氷室神社があり、

氷に貼り付けると文字が浮かび上がる氷みくじや、

かき氷を使用した献氷参拝を体験することができます。

 

氷室神社 氷.jpg

 

 

氷室神社で参拝した後に奈良町を巡り、囀でかき氷はいかがでしょうか。

 

鹿の舟では、蚊帳生地に氷の文字を縫い付けたお手製の旗を掲げて、

皆さまのご来店をお待ちしております。

 

氷 のれん.jpg

 

 

 

暑い日中にかき氷で涼んだ後、

日が沈み、風の心地よい夜には奈良町の散策がお勧めです。

 

現在、燈花会が開催され賑わいを見せていますが、

同じ時期に、奈良町でもろうそくを灯して夏の夜を楽しませてくれています。

 

鹿の舟から北に歩いていくと、燈花器が目に入り、北に向かって

ろうそくの灯りが続きます。

影の揺らぎが印象的な、花や竹の透かしが繊細な燈花器は、

一つずつ手仕事で形を抜くからこそ生まれる影の美しさがあります。

 

燈花器.JPG

 

 

日中の賑わいとは異なり、落ち着いた夜の雰囲気に映えるろうそくの明かりは

奈良の町を優しく照らします。

 

燈花会とともに夜の奈良町もお楽しみください。

 

奈良町 灯 (2).JPG

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