鹿の舟のいま

高畑

今月、観光案内所 繭で開催した生活学校「つたえる」を通して

「つたえる」ことの奥深さを学ばれた参加者の方々。

 

その際、実際に目で見て感じたことを記事にしていただくため、

「見る、歩く」の時間に奈良の町を巡っていただきました。

 

 

講師を務めていただいた編集者・プランナーの岡本仁さんが

メインに選んだのは高畑、

 

たかばたけ茶論を最終目的地に鹿の舟を出発しました。

 

 

高畑の地域は、奈良町とは少し雰囲気が異なります。

 

平日には地元の学生の声が響き、

地元の方に愛されるどこか懐かしい雰囲気のお店も残っています。

観光客の方が少ないため、より地元らしさを感じられます。

 

大正から昭和の時代に文豪や画家に愛されたこの界隈は、

柳生街道の入口として賑わい、

今では志賀直哉旧居や新薬師寺が有名です。

 

志賀直哉旧居は彼自身が設計した数奇家風の造りになっていますが、

ところどころ洋風の様式もみられ、

懐かしさと新しさを感じていただける空間になっています。

 

室内から眺めるお庭は、まるで絵画を眺めているかのようです。

 

新薬師寺は光明皇后が聖武天皇の病気が治るようにと

創建されたお寺です。

 

ご本尊の薬師如来坐像の柔らかい表情と、

十二神将の力強い姿に見入ってしまいます。

 

 

奈良町の魅力の一つである細い路地を抜け、

玄関先に飾っている可愛い小物たちに心癒された後、

趣あふれる高畑の町家の数々を眺めながら歩きました。

 

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鹿とすれ違いながら、 

何度か同じ道を通った経験がある方も、

初めて通る方も、

岡本さんの言葉を通して

新しい発見をしていただけたのではないかと思います。

 

生活学校「つたえる」の詳しい内容はこちらよりご覧いただけます。 

 

 

 

また、繭で先週末に開催した酵素シロップ教室

 

繭でも毎日かき混ぜて酵素を育てています。

 

蓋を開けるたびに繭の空間に梅や甘い香りが漂い、

とても幸せな気持ちになります。

 

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かき混ぜたあとには、酵素の泡が元気よく上っていきます。

 

一日一日変化していく様がより愛おしく、

仕上がりが楽しみです。

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