月乃音 中国茶稽古記録 11月
[鹿の舟]囀 月乃音 中国茶稽古記録 11月
台灣から中國大陸 福建省へ
白茶/軽発酵茶
品評記録
「品評」とは茶の品質について
それぞれが持つ香りや風味を
的確な言葉で表現し、数値化することにより
その茶葉の質を見極めること
「茶葉香」「着湯色」「茶香」「味道」「余韻」※
それぞれを表記し、総合得点を記録する
品評日時、季節、気温、体調
茶名や産地、製茶時期
品評に使用する茶器、茶杯
抽出水量、温度、時間
※「茶葉香」乾いた茶葉の香り
「着湯色」抽出時の水色
「茶香」湯面から湧き立つ香り
「味道」茶の風味、口に含んだ時の香り
「余韻」飲み終えた時の味わい
白牡丹
2019年 政和県 品種/大白茶
経年変化により育った茶葉の水色は濃く、
やわらかく甘い味わい
淡い香りの中にも、キリリとした印象が残る
梅占白牡丹
2019年 政和県 品種/梅占
ミルクのように芳醇な甘み
時間が経過するごとに風味が増し、
濃厚な果実の香りに似た芳香が感じられる
蓋碗より注がれた茶は
高温を保ち、茶の香りが存分に味わえる
「品評」により新たな茶葉との向き合い方を知り
大陸の茶が世界へと行き渡るながれを学びます
乃月先生の茶器やしつらえはその茶葉を最も活かすもの
稽古では毎月素晴らしい茶器や景色を体感します
身体の使い方、身体と意識のつなぎ方、
その先には茶を愉しむ豊かな時間が広がります
次回開講日12月19日(火)