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月乃音 中国茶稽古記録 10月

[鹿の舟]囀 月乃音 中国茶稽古記録 10月

台灣から中国大陸 福建省へ

台湾海峡西岸に位置する福建省
その95%は山地と丘陵地
武夷山脈など六つの山脈が海岸に連なり
海に向かい高低差のある地形を成す
泉州市は海のシルクロードとして栄えた貿易港
華僑の里と知られる泉州には
古い街並みの日常に茶文化が根付く

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白茶/軽発酵茶

主要産地 福鼎県/政和県/健陽県

来歴
清代中期より白茶の製法が文献に記録される
1885年以降、半喬木新品種「大白種」
1992年「白牡丹」「寿眉」「白毛猿」製法が確立

製法の特徴
藪や網に茶葉をならべ一枚ずつ手で反転させ、
ゆっくりと時間をかけて乾燥させる「萎凋」により
甘く柔らかい香りが生まれる

白豪銀針茉莉花
2019年 福鼎県の白茶+福州の茉莉花 品種/大白茶
茶葉は新芽のみを用い、近距離の福州に咲く茉莉花を三度香り付ける
同時代の茶と花を重ねることにより、
香り高い茉莉花と茶葉の豊かな風味が混ざり合い深みのある味わい
熱々の粽とともに

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白牡丹
2019年 福鼎県 品種/大白茶
薬草のような風味、爽やかな果実味に微発酵の旨味が感じられる茶
長寿を願う、滋味深い焼き菓子を添えて

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茶人が丁寧に手をかけ作られた茶は時間を重ねるにつれ
その味わいを発揮する
白茶は茶葉の製作時期から3-4年後、
経年変化により芳醇な香りを増していくため
時間の積み重ねがお茶の味に欠かせないひとつとなる

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茶の香りが漂う中、遠く離れた土地の人や
街の景色を思い浮かべ、
乃月先生のひとつひとつの言葉や
湯のゆらぎ、茶器が触れあう音に集中し、
五感が研ぎ澄まされる稽古時間
趣向を凝らしたしつらえに、
呼吸を整え、茶器の使い方や心身の動きを
学びます

次回開講日11月21日(火)


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