みそ作り教室 開催いたしました
陽ざしが降り注ぐ、春の陽気となった3月18日、
[鹿の舟]で4回目となる「みそ作り教室」を開催いたしました。
講師は、梅干し教室でもお馴染みの「八百屋ろ」高橋秀夫さんです。
昨年と同様、青空市も同時開催され、
新鮮な野菜や果物の、鮮やかな色合いが
ご来館下さった皆さまの目を楽しませてくれます。
はじめに、使用する材料の説明をして下さいました。
今回使用した材料は、福島県産の青大豆、井上醤油の生麹、伊豆大島の塩「海の精」です。
どちらも、こだわりの食材ですが、
中でも、希少な青大豆を使い、仕込みを行うのは初めての試みです。
青大豆は、その名の通り、美しい青色をしています。
甘みが強いのが特徴で、
特に、素材の味が生きる煮豆にすると美味しく頂けます。
しかしながら、繊細な品種ゆえ大量生産が難しく、
東北などごく一部で栽培される貴重な大豆です。
今回は、そんな青大豆を使い、
どんなみそになるのか、わくわくしながら作業をしていきます。
大豆は、前日からじっくりと水に浸しておきます。
当日は、朝から火入れをし、柔らかくなるまで煮込みます。
辺りには、甘くかぐわしい香りが漂っています。
火が充分にいきわたったところで、
皆さまで、仕込みに取り掛かります。
素材のこだわりについてや、仕込みのポイントなどをご説明頂きながら、
作業を進めていきます。
柔らかくなった大豆を細かくすりつぶし、
生麹と一緒に混ぜ合わせます。
全員で協力しながら、和気あいあいと行っておられました。
充分に混ぜ合わさったら、
それぞれの容器へ詰めていきます。
「こんな感じで良いのかな」
「もっと空気を抜きながらのほうがいいのかな」
皆さまが発信される、素朴な疑問にも丁寧に答えて下さる高橋さん。
会場には、春のはじまりらしい、あたたかな空気が流れていました。
仕込みが終わった後には、ほっと一息のお茶の時間。
奈良県産の大和茶と、お茶請けを召し上がって頂きました。
本日の感想や、今後のみその育て方など、お話に花も咲いておりました。
皆さまのご家庭で大活躍する、
美味しいみそになることを願ってやみません。
本日ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。