奈良市東部地域の手仕事「わら細工 亀作り」 いよいよ来週末です
秋晴れが清々しい、散策に心地よい気候が続きます。
来週10月27日(日)は「[鹿の舟]の稲刈り」や、
「奈良市 東部マルシェ 秋」の開催など、日本の秋の魅力を
[鹿の舟]からお届けいたします。
今回は、マルシェに合わせて、奈良市田原地区から「わら細工」を教えに来て下さる
「藁工房 巽」巽 康容さまに、わら細工へのこだわりについて伺いました。
使うのは、もち米の稲穂。5月に田植えを行い、8月に刈り入れます。
わら細工のために巽さんが育てた、もち米の稲わら。
穂に触れてみると、中身が育っていないことが分かります。
穂が出来上がる前に刈り取ることで、細かい作業にも強い、粘りと艶のある"わら"ができあがります。
刈り取って乾燥させた稲穂は、脱穀機に掛けることで、
混じっている葉などの余計なものを取り除き、きれいに整えます。
こうして整えられたわらを切り揃え、わら細工に使用できる藁に仕上がります。
仕上げるモノによっては、節のすぐ下で切りそろえてまとめておくことで、
藁を編んだ際に節が表に出てこず、細工の仕上がりがきれいになるといいます。
巽さんのひと手間で、きれいになった稲わら。
作るものによって穂を残したり落としたりと使い分けておられ、
わら細工へのこだわりが感じられます。
当日は、巽さんの手で丁寧に整えられた稲わらを準備し、
皆さまのお越しをお待ちいたしております。
また、亀が完成した後には、「たつみ茶園」巽さまにお茶を淹れていただきます。
"お茶は、人々にやさしい気持ちや、
ゆっくりとした穏やかな時間を届けるもの"
と考え、やさしいお茶を育んでおられる巽さま。
わら細工を頑張った後は、大和茶の香りに包まれながら、
ゆったりとしたひと時をお過ごしください。
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奈良市東部地域の手仕事「わら細工 亀作り」
日程/10月27日(土)
時間/13:30→16:00(お菓子、月ヶ瀬「たつみ茶園」によるお茶付)
定員/6名
費用/4,000円(税抜)
会場/[鹿の舟]読書室
講師/巽 康容(藁工房 巽)
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※中学生以下のお子さまの参加は、保護者の方の付き添いをお願いしております。