春を愉しむ野点(のだて)の会 開催いたしました
4月27日(金)、春の陽光が降りそそぐ[鹿の舟]の庭で「野点(のだて)」が開催されました。
「野点」とは野外で自然に触れながら行われるお茶会のことで、
豊かな自然の移ろいを楽しむ日本では古来より行われてきました。
今回は立礼棚(りゅうれいだな)と毛氈(もうせん)などを戸外に出し、
お茶会の空間をしつらえました。
野点の魅力は堅苦しさがなく、自然の中で開放感を楽しみながらお茶をいただけること。
また茶室の作法がすべてではなく、状況やその場に合わせて
客人をおもてなしすることも大切です。
「奈良で茶の湯を愉しむ会」のお稽古が始まって一年が経ち、
受講生もそれぞれに学んできたことを皆さんの前で披露しました。
初めてお茶会に参加された方は実際に茶の湯の道具や所作をご覧になり、
茶の湯に親しむ機会を持っていただけたのではないかと思います。
季節の和菓子「若緑」と薄茶もゆっくり味わうことができました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
また夏のお茶会でお会いするのを楽しみにしています。