みそ作り教室 開催いたしました
春の雨がざあざあと降りしきる3月の始め、
[鹿の舟]で青空市を定期開催してくれている「八百屋ろ」の高橋秀夫さんを講師にお招きし、
3回目となる「みそ作り教室」を開催いたしました。
作り始める前に、まずは今回用意していただいた素材の説明をしていただきます。
鳥取の大豆「サチユタカ」、井上醤油の生麹、伊豆大島の塩「海の精」、
何故その素材にこだわるのかを高橋さんから伝えてもらい、
お味噌の歴史や効能を知った上で、作業に取り掛かります。
前日から水に浸し、イベント開始の3時間前から事前に火にかけて
柔らかく煮たてた大豆を使用します。
豆の膨らんだ様子を見ていただき、この時点で一度試食をしてもらいます。
大豆の甘い香りが口の中に広がります。
また、豆を煮る時の火加減なども一緒に教わり、煮豆などの料理の話にも膨らみます。
この時点でも、ほのかに甘みも感じられ十分美味しい大豆ですが、
これから細かく潰して、麹と合わせていきます。
今回使用する麹は、米麹になりますが、
使用する麹の種類によって生まれる味や色に違いが生まれる等、奥深い味噌の話は続きます。
麹をテーブルに広げ、塩と合わせていきます。
2つがきちんと混ざり合わないと、仕上がりにも影響が出るため、
混ざり具合を細かく確認しながら、進めていきます。
次に、潰した大豆と麹を混ぜていきます。
大豆は量が多いため、機械の力を借りて潰していきます。
火にかけていた熱々の大豆からは、湯気が上ります。
大豆の荒熱が取れたのを確認しながら、少しずつ混ぜ合わせてきます。
全てが混ざり合ったら、持参した容器に詰めていきます。
空気が入らないよう、丸めた味噌の素を投げるように詰めるのですが、
最初は恐る恐る詰めていた皆さまも次第にコツをつかみ、
楽しそうに作業され、会場は笑い声がこだましていました。
味噌の素を詰め、しっかりと密閉したら、あとは熟成するのを待つのみです。
また、あいにくのお天気でしたが、教室の一角と軒下を活用し、青空市も開催いたしました。
2月にお休みをいただいた分、この日並んだ春野菜に季節の移ろいを感じます。
みそ作り教室にご参加いただいた皆さま、青空市にお立ち寄りいただいた皆さま、
ありがとうございました。