［鹿の舟］の庭でお月見茶会を予定していた10月19日（木）、

雨と空気の冷たさから急きょ、秋の夜長茶会と題して

屋内で開催することとなりました。

先生が参加者をもてなそうと生けられた溢れんばかりの草花と果実。

まるで秋の花野が目の前に広がるような趣きがあります。

それを囲むようにお茶席が設けられました。

ろうそくの心地よい灯りの中、お盆点前を拝見し、

お茶とお菓子を頂きながら皆さん談笑されました。

会場は通年の茶稽古が行われている場所なのですが、

露地行灯の置かれた廊下からいつもとは全く違った雰囲気に包まれ、

日頃お稽古に参加されている皆さんには素敵なサプライズに、

初めて参加して頂いた方にも特別なひとときを味わって頂けたのではないかと思います。

様々な状況にふさわしいおもてなしに心を尽くすお茶の精神を

今回も教えて下さった先生と集って下さった皆さまに感謝いたします。

秋の夜長茶会は通年の茶稽古、「奈良で茶の湯を愉しむ会」の関連企画です。

通年のお稽古の詳細についてはこちらからご覧ください。