大和橘の実が黄色く色づいてきました
日本最古の柑橘「大和橘」が実っています
霜月、散策日和の心地良い陽気が続き、
秋草や紅葉を通して、改めて植物を愛でる愉しさを感じます。
さて、[鹿の舟]の庭に、奈良にゆかりの深い柑橘の木が
あるのをご存知でしょうか。
古事記などにも登場し、日本最古の柑橘とされる「大和橘」。
小振りで可愛らしい実を付けるこの果樹は、
かつては準絶滅危惧種でもありましたが、
再生させるために奮闘してきた方々の努力もあり、
ここ数年では、お菓子や加工品に使われるまでになっています。
例えば、先月より「食堂 竈」で販売していたビールにも
「大和橘」が使用されています。
収穫時期は冬なので、庭では、これから更に
実が黄色く色付いてゆく様を楽しめます。
また、「大和橘」についてより詳しく知りたい方のために、
繭の読書室には、関連書籍もご用意しております。
読書室には、奈良にまつわる書籍も多数取り揃えておりますので、
散策の合間に、ゆっくりと読書を愉しむこともできます。
庭の景色と合わせて、秋深まる[鹿の舟]をお楽しみください。