御霊神社は、ならまちの氏神として、日頃より皆さまに親しまれています。

［鹿の舟］のある井上町も、古くより御霊神社の氏子町として、
神社との様々な関わりを持っていました。

毎年10月12日、13日に執り行っている例大祭は、
中世までさかのぼる歴史をもつ「ならまち」の地域の伝統行事として、
宵宮祭では縁日や福引きを、本宮祭では神輿とともに
平安衣装を身にまとった行列が氏子域を練り歩く渡御式を行っております。

今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、
縁日と渡御式を中止し、両日とも神事のみを執り行うことになりましたが、
このような機会だからこそ、
例大祭にまつわる歴史資料や、かつて渡御で用いられていた祭具のほか、
現役の衣装や祭具の展示も含めた、今年だけの特別な展示を行います。

本会場と、同じく氏子町内にある「奈良町にぎわいの家」、
そして「御霊神社」境内でも特別展をしております。

氏子町を巡りながら、今年だけの特別な展示をお楽しみください。