[鹿の舟]の稲刈り 2019
久しぶりに雲一つない青空が広がる11月2日(土)、
毎年恒例となる[鹿の舟]の稲刈りを開催いたしました。
うるち米のコシヒカリと、もち米のココノエモチ、
今年も大雨や台風などがありましたが、どちらも根を張り、
ぐっとこらえて無事に育っていました。
近所にお住いのご家族連れや観光客の方など、
多くの方のお力添えをいただきながら、一株ずつ刈り取っていきます。
小さな田んぼのため、参加者には輪になるように田んぼを囲み、
端から順に刈っていきます。
毎年参加して下さる方は、勝手を掴むのも速く、
初めて鎌を持つ方も、一株ずつ刈るたびに次第に要領を掴んでいるようです。
子供たちは、兄弟や友人同士で競い合うように、
大人の方も、思い思いのペースで楽しみながら刈り取ってくれたおかげで、
あっという間にすべての稲穂が刈り取られ、田んぼはすっきりとしました。
刈り終わると、今年も竈で炊いたご飯のおむすびで少し一服です。
体を動かした後に食べるおにぎりは、とても好評で、笑顔で頬張る姿が印象的でした。
また、庭の柿もちょうど旬を迎えており、朝採れの柿も皆さまにお配りしました。
一服した後は、竹を組んだ稲架に、束ねた稲穂を掛けていきます。
稲架掛けは大人が中心になって行っていましたが、
様子に気付いた子供たちも近くに来て、お手伝いをしてくれます。
身長よりも高い位置にある竹に、一生懸命腕を伸ばして稲穂を掛けてくれました。
また、今年は稲架掛け用の稲わらの結び方を教えてほしいと言って、
教わりながら自力で束ね、稲架に掛けてくれる子供たちもいました。
毎年参加してくれている子供たちは、好奇心を持ち、
田んぼを通して一つずつ新しいことを覚えていきます。
また、今回も稲刈りと合わせて、奈良市東部地域から、
新鮮野菜や手作りのお惣菜・加工品が届きました。
準備を始めているときから、たくさんの方が興味を持ってくださり、
終了時間の前に売り切れてしまう店舗もあるほどでした。
新鮮野菜や蜂蜜に加え、お餅やおこわ・串こんにゃくなどの
食べ歩きのできる食材の人気も高く、
優しい味わいにおかわりされる方やたくさん購入される方の姿も。
今年も[鹿の舟]に多くの方が集い、賑やかなひと時となりました。
稲刈りにご参加いただいた皆さま、マルシェで買い物を楽しまれた皆さま、
どうも有難うございました。