[鹿の舟]の田植え
雨が少し心配された5月18日、無事に天気も持ちこたえ、
[鹿の舟]で4回目となる田植えを行いました。
今年も、近隣にお住いの方や観光の合間に立ち寄られた方、
お子さまに経験させたいと親子でお越しになった方など、
多くの方にお手伝いしていただき、苗を植え付けました。
うるち米のコシヒカリと、もち米のココノエモチ、
今年は畦道を隔てて、この2種類の苗を植えました。
田植えの為に集まって下さった方へのご挨拶が終わると、いよいよ植え付けを行います。
まずは、コシヒカリから。
"前にも植えに来たよ"と教えてくれた、毎年楽しみにしてくれているお子さまや、
初めての参加で、ドキドキしながら土の中に足を踏み入れるお子さま、
そして大人の方も交えながら、田植え糸の前に並び、一斉に植え付けていきます。
田植え糸に触れる機会も減っているためか、
年配の方は、"懐かしい"、"昔家でも使っていた"と教えて下さり、
子どもたちは、"これなぁに?"と珍しそうに眺めます。
最初は、皆さま手探りで、植える深さや束などを隣同士で考えながら始めましたが、
勝手を掴むと、一人一人の手も次第に速くなります。
コシヒカリが植え終わると、田んぼを移動し、ココノエモチの植え付けへ。
植えながら、いろんな質問が飛び交いました。
"さっきの苗と何が違うの?"
"もち米って何に使うの?"
実際に苗を植え、体験することで、自然とお米への興味が沸いてくるようです。
周りで見学されていた方も、田植えの様子を温かく見守ってくれました。
小さな田んぼですが、[鹿の舟]にとって、とても大切な田んぼ。
同じように、地域の皆さまにとっても大切な場所になってほしいと願います。
田植えの後は、かまどで焚いたお米のおにぎりを頂きます。
体を動かした後に食べるおにぎりの、お米の甘みが染み入ります。
また、田植えと合わせて、今年も、奈良市東部マルシェも開催しました。
田原や都祁から、新鮮な旬野菜の数々や手作りの食材など、美味しいものが沢山並びます。
今年も、賑やかな笑い声に包まれる中、無事に田植えを行うことができました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
これから苗が成長し、季節が巡るごとに移り変わる田んぼの景色が楽しみです。
秋の稲刈りも、どうぞお楽しみに!