[鹿の舟]の稲刈り
涼やかで秋らしい陽気の10月27日(土)、[鹿の舟]では3回目となる稲刈りを開催いたしました。
昨晩から降り続いた雨が無事、早朝に止み、
田植えや稲刈りに何度も参加してくれているご近所の方や、観光客の方等、
お子さまから大人まで、今年も多くの方にご参加いただきました。
鎌を手に、最初は慣れないながらも一株ずつ要領を掴みながら刈り進める方や、
保護者の方に助けてもらいながら初めて鎌を握るお子さまなど、
[鹿の舟]の田んぼは、参加された方々の賑やかな声に包まれています。
たわわに実った黄金色の稲穂が、皆さまの力を合わせることで
あっという間に刈り取られ、田んぼの表情ががらりと変わりました。
収穫のあとは、かまど炊きのおむすびを頬張り、少し一服。
頑張った身体に、お米の恵みが染みわたります。
稲刈りの感想を共有し合いながら、和やかな時間が流れます。
収穫された稲穂は束にして結び、竹を組んだ稲架(はざ)に掛けていきます。
稲架掛けを始めると、率先して稲架のそばまで稲穂を運んでくれるお子さまの姿も。
最後まで一生懸命にお手伝いしてくれました。
今年育てたお米は、うるち米のヒノヒカリともち米のヒヨクモチの2種類。
お米が混じらないように、稲架の中心から左右に分けて干していきます。
また、少し細長いヒノヒカリと、丸みを帯びたヒヨクモチ、
お米の部分に触れてみると違いがより分かります。
お米は、天日干しすることで、より甘みの詰まったお米に仕上がります。
今年のお米も、より甘く美味しくなるようにと願いながら、干していきます。
また、今回も稲刈りに合わせて、奈良市東部地域の食材を揃えたマルシェを行いました。
稲刈りの楽しそうな様子を眺めながら、秋の味覚がたっぷり揃った
マルシェでの買い物を楽しまれる方の姿も、多く見かけました。
稲刈りが終わったあとも、まだまだマルシェは続きます。
最初は曇りがちの空模様でしたが、次第に青空が覗き始め、
お昼には過ごしやすい陽気になっていきました。
今年も、皆さまのお力添えをいただき、無事に収穫することができました。
ご参加いただいた皆さま、どうもありがとうございました。