鹿の舟のいま

きな粉雑煮

今年も残すところ1週間余りとなりました。

新年を迎えるための準備を始めている方も多いのではないでしょうか。

 

「食堂 竈」では、お正月に向けて様々な食品を取り揃えています。

 

鰹節.JPG

 

 

「糸けずり」は数の子を盛り付ける際にお勧めしたい鰹節です。

お料理や椀のあしらいに向くように削られています。

 

華やかな色が可愛らしい「花麩」もお正月にぴったりです。

 

花麩.JPG

 

 

他にも、お餅に合わせるお醤油やきな粉も取り揃えています。

 

お餅のお供.JPG 

 

 

 

奈良や京都の一部の地域では、お雑煮を食べるときにもきな粉を使います。

 

「きな粉雑煮」と呼ばれ、味噌仕立てで作られたお雑煮にお餅を加え、

食べる際には取り出したお餅を、きな粉にまぶしていただきます。

 

きな粉の黄色は、お米の豊作を願う意味が込められています。

 

他にも、丸餅や輪切りにした大根・人参は、1年丸く過ごせるように、

豆腐は白壁の蔵を表し、四角く切られたコンニャクは土蔵の象徴になっています。

 

山添村の地域では「頭芋の雑煮」も食べられています。

頭芋とは、里芋の親芋のことを指し、人の「頭」になるようにとの意味があります。

「八頭(ヤツガシラ)」と呼ばれる品種の里芋は、縁起の良い末広がりの「八」が

含まれています。

 

 

お雑煮の始まりは平安時代と言われています。

 

年神様にお供えしたお餅やお野菜などの食材と、

その年の一番初めに川や井戸から汲んできた「若水」を、

その年の一番初めにおこした火で煮込み、元旦に食べたのが始まりとされています。

 

色々な具材が入っていることから「煮雑ぜ(にまぜ)」と言われ、

次第に「雑煮」と呼ばれるようになりました。

 

地域によってお餅の形も異なり、具材もお野菜以外に、

山菜やキノコ類、海の幸を用いる地域もあります。

 

 

地域ごとに比較してみるのも楽しいお雑煮の文化ですが、

同じ地域の中でも各家庭で違いがあり、個性が光ります。

 

 

また、鹿の舟各店ではお正月飾りの販売も始めており、目にも華やかです。

 

お正月が待ち遠しくなりますね。

 

お正月飾り.JPG

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