月乃音 中国茶稽古 12月開講
月乃音 中国茶稽古記録 12月
於studio noix
今年度最終月、振り返り「烏龍茶」を再考します
福建省、廣東省、台湾へと伝統的また革新的な手法で
代々にわたり烏龍茶は伝えられてきました
つぶ型の茶葉の形状は輸送に適し海外でも広く愛飲されます
鳳凰(廣東省)/武夷岩茶(福建省)/鉄観音(福建省)/凍頂(台湾)
石川県能美市安田氏の作られるクヌギ炭焼き
美しい断面に、力強く仄かな火
上品な炭の香りは丁寧な炭焼きの仕事を表しています
廣東省掌扇は職人の繊細な手仕事。長年にわたり熟練された技が感じられます
鳳凰単欉/生姜香
まずは口に広がる鮮感、青みを生み出すのは茶の木の育成に重要な
「苔」の風味。茶に快適な環境の中、それを守る人々が大切に作る
茶葉はその持ち味である香や風味を存分に発揮します
内田京子さんの茶器を愛でながら、健やかな香りを味わいます
熱々の味わい深い水餃子に鳳凰単欉のしぶみが合い
お茶がすすみます
茶がめぐり冷えた心身を緩やかにあたためます
野生喬木紅茶 台湾高雄市六亀徳文山
台湾在来種、野生ならではの力強い風味
茶の香りや味を引き出すため湯の温度を落ち着かせ
間合いを計らい、茶器と身体の動きを繋げます
鮮感が際立ち、甘いまろみを感じる個性ある豊かな紅茶
乾菓子と月餅とともに
乃月先生の中国茶稽古時間を積み重ね
茶の時間や味わいがいつしか
かけがえのない存在であることを体感します
先生に導かれ、旅をするように感じられる
大陸の景色はこれからも美しく広がります
新年、2月より2025年度月乃音中国茶稽古を開講いたします
ぜひ存分にご満喫ください