くるみの木を始めて40周年を迎える2023年7月から、新しい試みを始めることになりました。

人をもてなすのが好きだった明治生まれの祖母は、衣食住のいろんな暮らしの知恵を見せて、教えてくれました。
家の敷地に柿や梅、枇杷や無花果など実のなる木があり、庭の畑で採れた野菜が、いろんな料理になり食卓に並びました。
今のような便利さとはかけ離れた暮らしでしたが、時間をかけ、手をかけ、愛情をかけて、でき上ったものは、
とても豊かで愛おしく、季節の恵みに満ちたものでした。

ある建物と出合った時、祖母と過ごした、あの豊かな暮らしが目の前によみがえってきました。
ここでなら、手間はかかるけれど幸せで、心豊かな暮らしができる。
そして、その暮らしを誰かと共有し、繋いでいけたら、心豊かな暮らしが未来につながり、ひろがっていくのかもしれない。
そんな風に思いました。

建物の解体から完成までの過程も含めてみなさんと共有し、 完成した建物で暮らしのいろんな事を繋いでいけたらと思います。
今後の展開をどうぞ楽しみになさってください。


くるみの木 石村由起子

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今後の詳細は「苗圃」インスタグラムアカウント
@naeho_
よりご覧ください。